月別アーカイブ: 2014年4月

心と身体をケアするマッサージ

今回は、以前お話したことのあるマッサージについて、もう一度、お話したいと思います。

マッサージの目的は、緊張した筋肉をほぐし、血流やリンパ循環の改善を促すことです。
血流やリンパ循環が良くなれば、疲労物質が肝臓に運ばれ、分解・再利用が促進されます。
つまり、疲れがとれやすくなるわけです。

ph2今でこそマッサージの効果は、こうして解明されていますが、人は、はるか昔からその効果を感じていたようです。
というのも、マッサージの必要性は紀元前4世紀にすでに認識されていました。

ただ、それが医学として広まることはなく、長い間、民間療法としてとどまり、医療法として見直されるのは16世紀になってからのことです。
現在では、リラクゼーションのためのマッサージも行われ、幅広い分野でマッサージが活用されているのはご存知の通りです。

これは、マッサージは身体に対してだけでなく、心のケアにもその効果を発揮するということの表れですね。
不眠の改善や心のストレス低減にもマッサージの効果は期待できます。
心の状態がよくなれば、身体の状態もよくなるのもご存知の通りで、マッサージは、心にも身体にも効果をもたらす手段であることの証明ですね。

また私たちは、足が痛いとき、お腹が痛いとき、自然とその場所をさすったりします。
また、小さな子供に対しては、痛がる場所を撫でてあげたりもします。

これもまた、マッサージの効果を感覚として体で理解していることの証ですね。

そのマッサージを安全に効果的に合法的に治療行為に取り入れて行うことができるのが、私たち整骨院です。安心してお任せください。

交通事故の治療は患者さんと治療家とのコミュニケーションが大切

交通事故に遭ってしまったら、誰もが不安と動揺でいっぱいになると思います。
そのような状態で、ただちに病院に運ばれ、医師に合うのですから緊張も大きいはずです。

だから、聞きたいこと知りたいことは、たくさんあるはずなのですが、緊張と動揺、慌ただしさなどで、その場では、そこまで頭が回らなかったり、聞きそびれてしまうことも多いようです。
ご自分から知りたいと思うことでさえ、そうですから、身体に感じる痛み、しびれ、違和感など、そのときに正しく伝えることは、かなり困難といえます。

交通事故においても病院の場合、通常、診察は医師が行い処置は看護師が行います。
リハビリにおいても近い状況です。
でも患者さんにとっては、この処置の頃には、気持ちも落ち着いてきて、思っていることを話しやすく、冷静にご自分のこと伝えやすいものです。
また、日にちが経つにしたがって、冷静さも増して、自分の身体に感じることをより正確に伝えやすくなってきます。

しかし、看護師は医師の指示にしたがって処置をしているので、患者さんの言われることに、適切な回答や処置に反映させることは困難です。
また、それを医師に伝えて、すぐに処置の再指示を受けることも困難です。

一方、整骨院では、診察も施術も同じ治療家(柔道整復師)が行いますので、診察内容も常に適切なものになりますし、施術も常に適切なものになっていきます。
実は、施術・治療中の患者様との会話、問診や診察に関しても大きな意味を持っているのです。

こういうコミュニケーションは、交通事故の治療に非常に大切です。
交通事故での救急処置、外科的処置、精密検査は欠かせません。
したがって病院での治療は大切です。

ただ病院では、外傷が完治した段階で、ほぼ治療は完了したとされます。
しかし、依然として身体に痛みやしびれなどを訴えられる方は多くいらっしゃいます。

患者さんとの会話、施術・治療を同じ治療家(柔道整復師)が行う整骨院は、交通事故後の依然と続く痛みやしびれの解決に、大きくお役に立てると思います。
交通事故の場合、整骨院でも自賠責保険が使えます。
保険会社への連絡も代行いたします。
他の医療機関(整形外科・整骨院・接骨院)からの転院も可能です。

また、交通事故の被害者さんには、一部の例外を除いて、通院に対しての慰謝料が保険会社から支払われます。
交通事故で、疑問に思われていること、不安に思われていることがございましたら、ぜひ、お気軽にご相談ください。
治療中だけでなく、相談というコミュニケーションも、交通事故後の問題の解決に大いにお役に立てると思います。

首のヘルニアで眠るときは?

以前、首のヘルニア(頚椎ヘルニア)の予防についてお話しました。
首のヘルニアも大変辛いものなので、予防できることがあれば、少しでも実行していただいて、そうならないことが一番です。

p1_ph3しかし、それでも首のヘルニアを患ってしまったら、治療はもちろんですが、他の症状と同様に、日常生活での負担を減らすために、起きているときはもちろんですが、寝ているときにもケアが必要です。

なぜなら本来、一番休息になるはずの睡眠中は、一番無防備で、首のヘルニアを悪化させてしまう可能性が高いのも事実なのです。
それは寝返りにあります。

人が一晩に寝返りをする回数は、20回とも30回とも言われています。
それだけ首を捻っているわけですから、首のヘルニアにとっても、その影響はかなり大きなものです。

また首を捻らない、ということを考えれば、うつ伏せで寝るのは避けた方がいいでしょう。
うつ伏せの状態だと首は横を向く、つまり首を捻っているわけですから。

しかし、前述のとおり、仰向けで寝ていても人は寝返りを打つもの。
ですので、寝返りを打っても頭の高さが変わらないように、枕の高さを調整するのがいいと思います。
枕にタオルを巻いたり、座布団を敷いてみたりして調整してみてください。
頭から肩のあたりまで座布団を敷いて寝ている方もいらっしゃいます。

また、せっかく高さを調整しても、枕自体が柔らか過ぎると寝返りのたびに高さが変わってしまいますし、硬すぎると、心地よい眠りは得にくいです。
そう考えると、昔ながらの「そば枕」は、硬過ぎず柔らか過ぎず、そばがらの量で高さを調整できるので、首のヘルニアには適した枕かもしれませんね。

首のヘルニアも、その症状や程度は、患者様お一人お一人すべて異なってきます。
そのお一人お一人に最適な治療と、日常生活でのアドバイスができると思いますので、ご遠慮なくご相談くださいね。