月別アーカイブ: 2013年10月

足の痛みも足だけでなく身体全体を見て

患者様に限らず、お会いする方で、「足が痛い」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
ご存知のように、高齢になってくると特にそういうケースが多くなります

ph4足は、身体の重みを受け止めている一番下の部分ですから、そのことの長年にわたる疲労と、加齢による筋力の低下が重なるので、やはり、ご年配の方にとって足の痛みは大きな問題です。

さて、一口足の痛みといっても、足には痛くなる場所はいくつかあります
その代表的なものは膝(ひざ)ですが、それ以外にも、足首、足の裏、指の付け根、ふくらはぎ、太もも、膝の横や裏側、足の付け根や太ももの裏側など足の痛みは様々で、それぞれに合わせた細かいケアが必要です。
その原因も、外傷や捻挫・打撲だけでなく、糖尿病や痛風や脳の血管障害からくる場合も少なくありません。

もちろん、関節の変形をはじめとした身体の歪みも大きな原因として存在しますし、その歪みの箇所も、足だけに限らないことも、このブログをお読みの方は、もうご存知のことと思います。
前回、このブログでお伝えした外反母趾もそうですね。

このように足の痛みも、一つの原因、一つの視点からだけでは、解決のための原因も治療法も不十分なもので終わってしまいます。

足が痛い場合も足だけにこだわらず、身体全体を見て対処することが必要であり、患者様お一人お一人の痛みの解決に最適な施術・治療を選び組み合わせていくことも欠かせません。

足の痛みはもちろんのこと、他の些細な痛み・しびれなどがございましたら、私たち、あおぞら整骨院へご相談ください。

外反母趾は、どうしてそうなるのでしょう?

外反母趾はハイヒールが原因?
確かに、それもあるかもしれません。でも、男性や子供でも外反母趾になることがあります。

ph8ハイヒールを履くのを止めても、外反母趾がさらに進行していくことも多くあります。
ハイヒールや足に合わない靴も要因には違いありませんが、本当の原因は、ハイヒールではないのです。

外反母趾の一番の原因は、歩き方です。
猫背で膝(ひざ)を曲げて歩く、「ペタペタ歩き」が一番の原因なのです。
外反母趾でも姿勢の悪さが影響しています。

さて、この歩き方を続けていると足の指を使わなくなります。
このような歩き方をしていると、本来、歩くときに使う足の筋肉を使わないので、その筋肉が弱り、足が広がってしまいます。
簡単にいうと、足のアーチがなくなってしまうのです。

え?筋肉って、そんなに簡単に弱ってしまうの?と思われたかもしれませんね。
でも、骨折で2~3週間、ギプスで固定しただけで、その部分の筋肉が、すごくやせ細ってしまうのをご存知の方も、多くいらっしゃると思います。

話を戻しますが、足に合わない靴というのも、結果、このような歩き方になってしまうのです。
外反母趾は、ハイヒールで親指が圧迫されたからではなく、足の筋肉の退化やバランスの崩れによって起こります。
バランスの崩れや歪みは、施術で矯正できなくはありませんが、矯正を確実なものにするためには、筋肉も重要です。

それには、やはり正しい歩き方に戻さないと、矯正も治療も無駄になってしまいます。
そして、この外反母趾は、以前にお伝えしたように、足だけでなく、肩こりをはじめ、身体のあらゆるところに影響を及ぼします。
足という土台がしっかりしていないと、その上にあるものが正常に機能しないということですね。
本当に、人の身体は、すべてつながっています。
ささいな不具合が、大きな不具合のもとになっています。

このくらいの痛みくらい・・・と、我慢したりなさらずに、少しでも、おや?と思われたなら、ご遠慮なくご相談くださいね。