階段の昇り降りで膝のお皿の周囲が痛い、お皿の奥が痛い・・・それは「膝蓋大腿関節症」かもしれません。

膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)とは
膝蓋骨とは膝のお皿のことで、大腿骨は太ももの骨のことです。
膝蓋骨の裏側は凸に、大腿骨の表側は凹になっていて、膝蓋骨が大腿骨の溝にはまるような感じになっています。それぞれの接触面には関節軟骨があり、スムーズに動くことができます。
しかし、何回も繰り返しストレスがかかったり、膝蓋骨がずれたり、軟骨がすり減ったりしてくると、炎症が起きて痛みが生じます。特に階段の昇り降りなど膝に負担がかかる動きの時に、お皿の周りや奥に痛みを感じます。
膝蓋大腿関節症とは、膝蓋大腿関節に炎症が起きたり、軟骨がすり減ったり、骨が変形することで痛みが発生する状態をいいます。


原因
主な原因は2つあります。
1.加齢による変化・・・長年にわたり膝に負担がかかり続けた結果、関節面の軟骨がすり減ったことが原因として考えられます。中高年の女性に多くみられます。
2.膝蓋骨の脱臼・亜脱臼・・・膝蓋骨が大腿骨の溝からはずれたり(脱臼)、はずれかけたり(亜脱臼)すると摩擦で軟骨がすり減ります。
その他、膝への負担が大きいスポーツや仕事による影響、体重増加、足の筋力低下、生まれつき膝蓋骨や大腿骨の異常があるなど、原因は多数存在します。
治療
治療は①物理療法②マッサージ③ストレッチ④筋力強化となります。
①低出力パルス超音波LIPUS治療、電気治療
②足全体の筋緊張をほぐしていきます。
③、④に関してはご自宅でできる方法をお伝えします。
また、症状によっては膝蓋骨を安定させる装具をご提案したり、テーピングの方法をお伝えする場合もあります。

膝蓋大腿関節症は痛みが強くなる前にしっかりとケアを行うことが大切です。適切なフォームでの筋力強化やストレッチ、足関節や股関節の動かし方なども必要に応じてお伝えいたします。
