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股関節の曲げ伸ばしで「パキッ」「カクッ」と音がする、同時に痛みを感じることもある・・・それは弾発股かもしれません
弾発股(だんぱつこ)とは 弾発股とは、股関節で音が鳴る状態の事です。痛みを感じる場合と痛みがない場合があります。関節の周囲にある筋・腱や靭帯が原因となる関節外弾発股と、関節内の構造物が原因となる関節内弾発股に分けられます。音自体は無害であることもありますが、繰り返すうちに炎症を起こして痛みが生じ、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすこともあります。 弾発股の多くはオーバーユースによって生じます。股関節を繰り返し大きく動かす動作をしているスポーツ選手で若い年代に多くみられます。 症状 股関節を特定の方向に動かしたときに以下の症状が出ます。 音が鳴る(スナップ音) 股関節を動かすと「パキッ」「ボコ」「ゴリッ」「カクッ」等の音がします。 引っかかり感 股関節を動かすと、引っかかるような感覚を感じることがあります。 痛み 音や引っかかり感に伴って、股関節やその周囲に痛みが生じることもあります。 可動域制限 股関節の動きが制限されることもあり、曲げたり外に広げたりする動作が難しくなることがあります。 弾発股の分類 外側型弾発股 最も多いタイプで、股関節の外側で音が…

「かかとの後ろが痛い」足首を上向きに曲げた時やつま先立ちで痛む、押すと痛い・・・それはアキレス腱付着部症かもしれません。
部活動をしている中高生や成人のアスリート、立ちっぱなしの仕事に従事している人など、多くの方がかかとの後ろの痛みに悩まされています。今回はかかとの後ろの痛みについてお話しします。 アキレス腱付着部症とは アキレス腱はふくらはぎの太い筋肉(下腿三頭筋)がかかとの骨に付着する部分にあります。歩行、ランニングやジャンプなど足の筋肉が働くとき強い牽引力がかかる場所でもあるため、繰り返し過度な牽引力が付着部に加わると、アキレス腱の付着部に小さなダメージが蓄積され、痛みや機能障害を生じます。 原因 主な原因はふくらはぎの使い過ぎですが他にも原因はあります。急激な運動量の増加はもちろんのこと、サイズの合わないシューズの選択、ふくらはぎの硬さや柔軟性低下、固い地面での運動、短期間での体重増加、かかとの骨の異常なども関係します。 マラソンなどの長距離走、急激なターンやジャンプが多い競技、長時間歩く仕事、体重増加などが注意が必要です。 症状 〇腱付着部の痛み、腫れ、熱感 〇足首を上向きに曲げると強く痛む 〇歩き始めに腱付着部が痛い(特に起床後の数歩が痛い) 〇つま先立ち、階段、ラン…

「内くるぶしの下が腫れて痛い」「数カ月間痛みが続く」・・・それは「有痛性外脛骨」かもしれません。
当院にはこの症状でご来院の方が多くいらっしゃいます。特に中学生から高校生のスポーツをやっている子に多く見られます。 有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)とは 外脛骨とは過剰骨といい、舟状骨(しゅうじょうこつ)という足の骨が形成される過程で、本来一つになるはずの骨が別々に分かれたままになってしまった骨のことです。正常な人の15%程度に見られ、80~90%が両側性です。外脛骨自体は隆起しているだけで問題はないのですが、外脛骨に痛み、圧痛、腫れなどの症状が出ている病態が有痛性外脛骨です。スポーツや捻挫などの外傷をきっかけに痛みを起こすことがあり、思春期(10~15歳)、特に女性での発症が多いとされています。 症状 〇舟状骨の内側がふくらんでいる 〇スポーツや歩行で痛みが出る 〇押すと痛みを感じる 〇痛い方の足でつま先立ちをすると痛みがでる 〇炎症による赤みや腫れを伴うことがある などがあげられます。 原因とリスク因子 原因 舟状骨は後脛骨筋と呼ばれるふくらはぎにある筋肉の付着部になっており、過度の運動(オーバーユース)により後脛骨筋腱の強い牽引力が繰り返し加わると…

スポーツする時に足の甲の小指側が痛い!それは「ジョーンズ(Jones)骨折」かもしれません。
皆さんこんにちは。今回は疲労骨折であるジョーンズ(Jones)骨折についてお話ししたいと思います。 ジョーンズ(Jones)骨折とは 第5中足骨近位骨幹部に発症した疲労骨折をジョーンズ骨折と呼びます。サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボールなど、ピボット動作が多いスポーツによくみられます。発症ピークは19歳前後で、男性に多い骨折です。(他の年齢層、女性にも発症します) 繰り返されるステップや切り返し動作により、足の外側から底側にかけてストレスがかかり続けた結果、最終的に骨折に至るという徐々に進行していく骨折です。 主な症状 初期の段階では足の甲の外側に違和感を覚えます。この時期はスポーツをやめるほどの症状がないことが多いため、放置したまま運動を継続するケースもあります。その後、体重をかけたり、ステップを踏んだ時などに痛みを感じるようになります。さらに運動を継続すると、やがて完全骨折に至り、歩行不能となります。 原因 練習量過多 練習時間が長すぎると、骨へのストレスが蓄積されます。(オーバーユース) 足への負担が強いシューズの選択 ・サイズや形状が合ってい…
捻挫
【原因・症状】
足首の捻挫は、足首を強くひねった際に靭帯が傷ついたり、断裂したりすることをいいます。捻挫した時の主な症状は足首が腫れたり、歩くと痛みを感じるといったことです。
足首をひねった場合、主に足首の外くるぶし周囲や内くるぶし周囲が腫れてきたり、内出血すると青あざができたりします。熱を持つこともあります。
捻挫はどの靭帯がどの程度伸びて損傷を受けたかで、重症度合いが決まります。
捻挫の重症度の分類としては第1度(軽度)、第2度(中等度から重度)、第3度(非常に重度)の3つです。
第1度の場合、テーピングや湿布を施します。
第2度の場合、包帯固定やシーネ固定を施し、場合によっては松葉杖をお貸しします。
第3度の場合、合併症(骨折など)が考えられる場合もあるので整形外科を紹介します。
捻挫を引き起こした場合の応急処置は覚えていた方が良いでしょう。
<RICE処置>
R=Rest(安静)~足首をあまり動かさないようにします。可能であれば足首が90度になるようにして固定します。
I=Icing(冷却)~水や氷嚢を利用して冷します。内出血や腫れを抑えます。
C=Compression(圧迫)~足首にテープ等を軽く巻いて圧迫します。内出血や腫れを抑えます。
E=Elevation(挙上)~足首を心臓よりも上にすることで腫れや内出血を防ぐことが可能です。
【治療】
物理療法:低出力超音波治療、電気治療(低周波、高周波)
鍼灸:捻挫の後遺症などに鍼治療を行います。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
固定:シーネ、包帯、テーピング、湿布などを施します。必要に応じて松葉杖を貸し出します。
アキレス腱炎・周囲炎
【原因・症状】
アキレス腱炎・周囲炎は、アキレス腱に繰り返し負荷がかかることにより、パラテノン(アキレス腱を包む膜)や脂肪組織(アキレス腱の奥にある組織)に炎症が生じ、肥厚したり癒着することで痛みを引き起こします。
足首は多くの体重がかかる部位で、走ったり、ジャンプするなどの動作で体をわずかにねじる癖があったり、骨盤が左右にブレたりすることでアキレス腱周囲が過度に引っ張られます。このような動作が繰り返されるとアキレス腱周囲に過剰な負担が生じ、炎症が引き起こされ、結果としてアキレス腱炎・周囲炎を発症します。
アキレス腱の炎症(圧痛や腫れ、熱感等)を確認し、足首を動かして圧痛の場所が移動するか確認します。痛みの場所が移動するとアキレス腱炎、移動しなければアキレス腱周囲炎が疑われます。
【治療】
物理療法:低出力超音波治療、電気治療(低周波、高周波)
手技療法:下腿のマッサージ、ストレッチ(急性期は除く)
鍼灸:患部に直接鍼治療を行います。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
その他:テーピングを施す場合があります。
肉離れ
【原因・症状】
基本的にスポーツによるものが多く、筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて筋部分断裂を生じることがあります。それが『肉離れ』です。
重症度により3つに分類されています。
1度:筋線維の断裂は無く、筋細胞が傷つき炎症が起きたもの。受傷後1~2週間でスポーツ復帰が可能です。
2度:筋線維の部分断裂があり圧痛、腫脹、内出血が認められるもの。受傷後4週間~3カ月でスポーツ復帰が可能です。
3度:筋線維の完全断裂が認められるもの。手術が必要な場合がある為、整形外科を受診してください。受傷後3カ月~6カ月でスポーツ復帰が可能です。
ほとんどの場合、1度、2度でリハビリ後の復帰が多く見られます。
<受傷直後の応急処置> 受傷後2日間では氷やアイスパックなどによる冷却、包帯による圧迫、枕などでの挙上を行い安静にします。特に受傷直後のアイシングは内出血を最小限にするために重要です。
<有効なストレッチ>
大腿四頭筋、腸腰筋のストレッチ
【治療】
物理療法:超音波治療、電気治療(高周波)
手技療法:下肢のマッサージ(受傷後2~3週間後から)、ストレッチ(1か月後からでストレッチ痛を確認しながら行う)
鍼灸:受傷後10日前後経過してから患部に鍼治療を行うことで、筋収縮を緩和し、回復力を高めます。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
その他:受傷直後の場合は包帯による圧迫固定をします。その後、サポーターの装着をご提案する場合もあります。
足底腱膜炎
【原因・症状】
足底腱膜炎とは、足裏のかかとから足指の付け根の足底腱膜で炎症・痛みが起こる疾患です。朝起きてから、あるいはしばらく休んでからの第一歩目など、安静後の始動時に痛みが出やすいという点が特徴として挙げられます。また、重症化すると安静時もジンジンと痛む場合もあります。
マラソンなどの足裏に負担のかかる運動、長時間の立ち仕事などが主な原因となります。若い世代よりも、中高年での発症が目立ちます。また、凹足(ハイアーチ)や偏平足など、足底の形状も影響するようです。
<足底腱膜炎になったら>
・原因になったと思われるスポーツや動作があったら制限してください。(長時間立ちっぱなし、ジャンプ、ダッシュ、長距離走、ダンスなど)
・合わない靴を履かない。また、スリッパ、ビーチサンダル、ハイヒールなども避けた方が良いでしょう。
・足底腱膜やふくらはぎのストレッチは非常に有効です。
・初期に適切な治療をしないと「難治性足底腱膜炎」に移行し、1年から数年間痛みが持続する場合もあります。
【治療】
物理療法:超音波治療、電気治療(低周波)
手技療法:下腿、足底のマッサージ、ストレッチ
鍼灸:下腿部に鍼治療を行い、足底に灸を行います。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
その他:有効なテーピングをご提案します。



