BLOG & INFO

「腸活」次々と明かされる大腸のすごい機能vol.1

#腸内細菌#腸活

腸活を一言でいうと「腸内環境を整える活動のこと」です。
ここでいう腸内環境とは腸内細菌のバランスのことです。

腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌で構成されていますが、それぞれ2:1:7の割合が目安となっています。しかし、この割合には個人差があるとされていて、現在分かっているのは、それぞれ個人にとって最良のバランスを保つことが重要ということです。

このバランスを崩すことを「ディスバイオーシス」といいます。
ディスバイオーシスの原因としては食事、環境、ストレス、睡眠、薬剤などが挙げられます。
また、ディスバイオーシスに陥ると、がん、神経疾患、うつ病など様々な病気に関連することが明らかになってきました。

さて、ディスバイオーシスに陥らないために、実際に私たちが「腸活」においてできることは沢山あります。

食物繊維やオリゴ糖が含まれる食材を摂る。
食物繊維を含む食品:野菜、果物、豆類、海藻類、玄米、全粒穀物など
オリゴ糖を含む食品:大豆、タマネギ、ゴボウ、ニンニク、アスパラガス、バナナなど

発酵食品を摂る。 ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、漬物など

適度な運動をする。

十分な睡眠を確保する。

腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促すマッサージをする。
蠕動運動:腸の筋肉が伸び縮みをくり返して、内容物を体外へ移動させる動き。

当院での「腸活」におきまして、医療機器を使い、この蠕動運動を理想の状態へ導く事に貢献する施術を行っており、多くの方に良い効果が見られます。

腸内環境は様々な病気をはじめ、私たちの気分性格にまで影響を及ぼすことが分かっています。
少しずつ取り組んでゆきたいですね。

腸内細菌が作り出すものは沢山あります。今後のブログで少しずつご紹介してゆきますが、今回は健康物質である「短鎖脂肪酸」について少しお話します。

私たちが食物繊維を摂取すると、腸内細菌の働きで「酪酸(らくさん)」、「酢酸(さくさん)」を得ることができます。これが短鎖脂肪酸です。

酪酸の働き・・・腸粘膜の栄養、自己免疫疾患やアレルギー疾患の予防効果、血糖値のコントロール

酢酸の働き・・・体のエネルギー源になる、腸および呼吸器の炎症を抑える、血糖値のコントロール

すごいですね、まるで大腸からお薬が処方されているかのようです。
私たちの毎日の食事から得られる物質ですから、食事には少し気を使ってゆきたいものですね。

この記事の著者

北城 雷太

あおぞら整骨院・鍼灸院院長
柔道整復師

あおぞら整骨院・鍼灸院を開院する前は、東京の整骨院にて分院長を務めさせていただいておりました。その後三島にて開院し15年目を迎えております。この間、様々な経験をさせていただき、また現在の治療にこの経験を生かすべく、日々精進しております。
この15年間で世界は驚くほどに大きく変化してまいりました。同じように、健康に対する考え方、医療の分野でも大きな変化(進化)がみられます。我々治療家も、日々多くのことを学び成長しなければなりません。進化してこそ、患者様の痛みを効率よく取り除けると私は信じています。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 株式会社日健 All rights Reserved.

CLOSE