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交通事故による体の痛み~vol.1「腰椎捻挫」「外傷性腰部症候群」

#交通事故#外傷性腰部症候群#腰椎捻挫

交通事故により外部から強い衝撃を受け、腰椎(腰の骨)及びその周囲の関節包、椎間板、靱帯、筋肉の一部が引き伸ばされたり損傷して発症します。

また、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のある方が、交通事故により症状が悪化するケースもあります。

当院でも実際に、ヘルニアが悪化されてご来院される方がいらっしゃいます。その中には、ヘルニアの手術をされて長年の苦しみから解放された直後に交通事故に遭い、ヘルニアが再発された方もいらっしゃいました。誠に気の毒な話です。その方は6ヶ月間ほど整形外科の診断、投薬と並行して当院でリハビリを続けた結果、症状はかなり改善されました。

腰椎捻挫の症状として最も多いのは腰痛です。
これは、腰椎やその周囲の椎間関節、椎間板、筋肉、筋膜などの炎症だと言われています。

また、下肢のしびれや痛みが現れることもあります。
おしり、太もも、ふくらはぎから足の指までがその範囲となります。

病院でレントゲン撮影はほぼ必須ですが、下肢のしびれや痛みがある場合はMRI撮影されることもしばしば見られます。しかし、MRI撮影で異常が見られない場合もあります。

このように、腰痛に伴う様々な症状が出ると、以前のブログでもお話したように、腰は常に負荷がかかる部位なので、一度発症した症状はリハビリを継続的に行わないと、改善するまでに長期間を要することもあります。

一般的に腰椎捻挫が治るまでの期間は、2~3ヶ月が平均的です。重い症状の方や、リハビリに行くのが困難な方では、4~6ヶ月にも及ぶこともあります。

「なんとなく腰が痛い」、「体を動かすだけで腰が痛い」、「触るだけで腰が痛い」、「痛みで動けない」、「足に痺れや痛みを感じる」など、症状は多岐にわたります。

大切なことは、症状に合わせた治療が必要であり、痛みが緩和してくる時期に合わせた生活リズム(日常生活動作)が重要です。
「痛みが無くなるまで安静にする」ことは逆効果といわれています。その方の状況を確認しながら、行動や運動などのアドバイスが治癒に向けて非常に重要なポイントとなります。

症状を確認したら…

1.物理療法:①電気治療(低周波、中周波、高電圧電療器)

②超音波治療(固定式超音波、手動式超音波)

③牽引治療(頸牽引、腰牽引)

2.手技療法(マッサージ、ストレッチなど)

3.針灸治療(自賠責保険で施術する場合は、医師の施術に対する「同意書」が必要になります)

このように、様々な治療を症状に合わせて行ってゆきます。

勿論、症状の経過に合わせて治療内容は変化していく事も多くあります。

後遺症となり、腰痛が慢性化する場合もありますので、もし交通事故に遭い、腰に痛みを感じたら放置なさらずにできるだけ早期の治療開始をお勧め致します。

この記事の著者

北城 雷太

あおぞら整骨院・鍼灸院院長
柔道整復師

あおぞら整骨院・鍼灸院を開院する前は、東京の整骨院にて分院長を務めさせていただいておりました。その後三島にて開院し15年目を迎えております。この間、様々な経験をさせていただき、また現在の治療にこの経験を生かすべく、日々精進しております。
この15年間で世界は驚くほどに大きく変化してまいりました。同じように、健康に対する考え方、医療の分野でも大きな変化(進化)がみられます。我々治療家も、日々多くのことを学び成長しなければなりません。進化してこそ、患者様の痛みを効率よく取り除けると私は信じています。

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