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腰痛 男女ともに1位 国民生活基礎調査2022

#慢性腰痛#腰痛の原因#腰痛症

腰が痛くなった女性

腰痛症とは、ある特定の症状を指すわけではなく、腰痛を引き起こすさまざまな疾患の総称です。さまざまな理由によって起こりますが、最も多いのは腰の骨や筋肉に負担がかかり(かかり続け)、腰に炎症が起こったり、神経を圧迫して痛みが出るものです。

その他、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、骨粗鬆症、腰椎の骨折、脊椎炎(せきついえん)・脊椎カリエスなどの炎症、がんなどの腫瘍性の疾患、胃腸・膵臓・肝臓などの内臓疾患、子宮などの婦人科の病気、ストレスによる心因性の腰痛など、原因は様々です。

ということは、傷み方やその程度、傷むタイミングや痛みを感じる期間も患者さんによって異なります。

このように腰痛と言っても人によって微妙に違いがあるので、当院では既往歴の確認や現在治療を受けている病気の確認をはじめ、問診をしっかりさせて頂くようにしています。そうする事により、その方にあった適切な治療が出来、「根治が難しい」と言われる腰痛も根治へと導く事が出来るのです。
  

痛みの程度が強い場合は、まず安静にして下さい。横向きで寝ると少し楽になります。何らかの理由で横向きで休むのが困難な場合は、膝の下に丸めた毛布などを入れて膝を高くして(約90度)仰向きに寝ると良いでしょう。

「温めるか、冷やすか」といった質問をよく受けますが、腰痛の種類によって異なります。       あえて申し上げるなら、ぎっくり腰(急性腰痛症)なら冷やす。「腰が固まった感じ」「張っている感じ」なら温める。といった感じです。

また、腰痛は経過によって私生活で心がけることも変化してきます。

1.痛みが強い時期(痛み10/10~8/10)
→可能な範囲で安静を心掛け、無理な行動はしない。

2.痛みが少し落ち着いてきた時期(痛み5/10)
→適度に体を動かすようにしましょう。ウオーキングなども効果的です。また、腰を冷やさないように心がけましょう。

3.楽になってきたら(痛み3/10~)
→通常の仕事量(動き)に戻り、ストレッチなどを行ってください。

  

長時間同じ姿勢をとらないようにしましょう

理想は30分に1回は「体をのばす」「軽く腰を回す」などを行うと良いです。

無理な姿勢はとらない

腰の前屈姿勢や中腰姿勢。日常ではこの姿勢をとらないと出来ない作業もあります。その場合はくふうをします。
例えば、洗面所や台所で手を洗う際に腰の前屈を避けるには、どちらかの足を後ろに引くと、股関節の屈曲により、腰の前屈が軽減できます。また、座る際は椅子に深く腰をかける、重たいものを持つ際はできるだけ体に密着させて持つ。などもテクニックのひとつです。

腰に疲れを感じたら腰痛の前駆症状と考える

「腰が張るな~」「腰がつかれた感じ」「腰が変な感じ」など、腰に違和感を感じたら、無理をしないようにしましょう。腰痛が現れる直前の症状と思ってください。

  

国民生活基礎調査(2022年)での有訴者率の高い症状は、男女とも腰痛が1位となっています。
腰痛はもう国民病と言っても過言ではありませんね。

バランスの良い食事、十分な睡眠、精神的ストレスの軽減なども深く関与しているようですよ。

腰の調子が良いと、ついつい忘れがちな腰痛予防の留意点。日頃から意識したいですね。

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