膝がポキポキ鳴る原因をご存じですか?

私は10歳位の時から35歳位までの間、よく膝がポキポキと鳴っていました。現在ではほとんど鳴らなくなったのですが、子供の頃はなぜ音がするのか疑問を感じていました。
今回は、膝の音に関して見ていきたいと思います。
音の種類に注意しましょう
音の鳴り方にも種類があります。ここでは音の種類とその内容について見ていきましょう。
①ポキッ・パキッ
膝関節内の関節液が膝の動きによって圧力変化を受け、気泡が生じて弾けることがあります。この現象は生理的なものであり、痛みがなければ心配はいりません。
②コリッ・コリコリ
足の動きの中で、靭帯や腱が骨に引っかかって外れる際に音がすることがあります。これはよくある現象で、痛みがない限り問題ありません。
③ゴリッ・ガクッ
半月板損傷や靭帯損傷で起こります。関節内に引っかかりがあると、膝の曲げ伸ばしのたびに音や違和感、痛みを感じることがあります。
④ミシミシ・ゴリゴリ
この音は軟骨が擦れ合っている可能性があり、変形性膝関節症の初期症状であることが多く、痛みや腫れを伴うこともあります。
上記①~④のうち、③と④は治療が必要です。
治療の目安
膝の音が鳴る状態で、以下の症状が出る場合は治療をお勧めします。
〇痛みを感じる
〇腫れや熱を感じる
〇膝がひっかかる感じがする
〇しっかり伸ばせない、曲げられない
治療は主に低出力パルス超音波(LIPUS)を使用します。その他、各種ストレッチ法や筋肉のトレーニング法等をお伝えします。
膝の音は私の膝のように問題がない場合もありますし、問題が潜んでいる場合やケガなどにより音が鳴りだす事もあります。
膝の音が気になる方はご相談ください。

変形性膝関節症や半月板損傷については以前のブログにて紹介していますので、関連記事を参考にして下さい。
