「子供(1~6歳)が急に腕を動かさなくなった」それは「肘内障」かもしれません。 - あおぞら整骨院・鍼灸院

BLOG & INFO

肘・手の痛み

「子供(1~6歳)が急に腕を動かさなくなった」それは「肘内障」かもしれません。

#腱・靱帯損傷

「子どもの手を急に引っ張った後、腕を持って動かさなくなった」

「手を付いた後から肘を持ち、急に元気がなくなった」

このような時は肘内障(ちゅうないしょう)の可能性があります。今回は肘内障について見ていきましょう。

肘内障とは

子供の「肘が抜けた」、「腕が抜けた」、「肩が抜けた」のような訴えでいらっしゃる方が多いです。

肘内障とは、子どもの手や腕を急に引っ張ったときなどに肘の輪状靭帯(りんじょうじんたい)というわっか状の靱帯から橈骨頭(とうこつとう)が外れかかり、腕がうまく動かせなくなる亜脱臼(あだっきゅう)のことです。

症状

肘内障では腕を動かそうとすると痛みがあるため、

①腕を下に垂らしたまま動かさなくなる。

②腕を持った(抱えた)まま動かさなくなる。

③腕を持ったまま元気が無くなる。(泣く)

といった症状が見られます。

原因

「手や腕を急に引っ張る」という動作で発症する事が最も多いのですが、その他に

〇転んで手をついた

〇寝返りをうって手を巻き込んだ

〇体の下に腕を敷いた

などがあります。

治療

肘内障の治療は徒手整復(としゅせいふく)という方法で行います。
これは、手で骨を元の位置に戻す整復です。整復は愛護的に行いますが、軽い痛みを伴うので泣いてしまうお子さんもいます。時間は数秒から数十秒で終わります。

整復後は固定する必要もなく、痛みは無くなるので腕を自由に動かせるようになります。

肘内障かな?と思っても慌てなくて大丈夫ですよ。すぐにご来院ください。
あっという間に笑顔が戻ると思います。

この記事の著者

北城 雷太

あおぞら整骨院・鍼灸院院長
柔道整復師

あおぞら整骨院・鍼灸院を開院する前は、東京の整骨院にて分院長を務めさせていただいておりました。その後三島にて開院し15年目を迎えております。この間、様々な経験をさせていただき、また現在の治療にこの経験を生かすべく、日々精進しております。
この15年間で世界は驚くほどに大きく変化してまいりました。同じように、健康に対する考え方、医療の分野でも大きな変化(進化)がみられます。我々治療家も、日々多くのことを学び成長しなければなりません。進化してこそ、患者様の痛みを効率よく取り除けると私は信じています。

コメントは受け付けていません。

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 株式会社日健 All rights Reserved.

CLOSE