些細な事ですぐ咳が出てしまう・・・それは「気管支喘息」かもしれません - あおぞら整骨院・鍼灸院

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些細な事ですぐ咳が出てしまう・・・それは「気管支喘息」かもしれません

#日常生活#鍼灸

こんにちは、青木です。
暖かい日も増え、春の気配が少しずつ感じられますね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目は、体調の変化を感じやすい時期でもありますよね。
今回は、こうした時期に症状が出やすい「気管支喘息」について、わかりやすくまとめてみました。ぜひご覧ください。

気管支喘息の概要

気管支喘息は、一時的な喘息様症状(急性の喘息発作)と慢性気管支喘息がありますが、一般的に「気管支喘息」と呼ぶ場合、慢性気管支喘息のことを指します。

急性の喘息発作はウイルス感染などで一時的なものが多く、数週間で治まることがほとんどです。
しかし、慢性気管支喘息は長期の治療が必要となり、悩む方も多くいらっしゃると思います。国内でも決して少なくない疾患であり、年々増加傾向にあるといわれています。小児では男児に多く、成人以降では女性に多い傾向があり、幅広い年齢層でみられる疾患です。
気管支喘息は、何らかの原因により気道に慢性的な炎症が続き、粘膜が腫れ粘液が過剰分泌されることで気道が常時狭くなりやすくなります。さらに気道を取り囲む筋肉(平滑筋)が発作的に収縮することで気道が狭くなり喘息発作が起こります

特徴として、と呼吸時に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった喘鳴、息苦しさがあり、早朝と夜間に症状が出現します。わずかな刺激にも敏感に反応し、急激に気道が収縮して症状が出ます。

「気道」や「気管」、「気管支」など言い方を使い分けていますが、それぞれ場所が異なります。簡単なイラストにしたので、ご覧ください。

気管支喘息の原因

原因は、「アレルギー反応」や「気道への刺激」、「その他様々な要因」があります。
これらの原因が複雑に絡み合い、気道に慢性的な炎症が起きることで、気管支喘息が発症します。

アレルギー反応・・・アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因物質)となる、ダニ、カビ、花粉、ハウスダスト、ペットの毛などが気道に侵入し過剰な免疫反応を引き起こします。また、元々アレルギーを持っている方やアレルギー反応が出現しやすい体質の方は、喘息を発症しやすい傾向にあります。

気道への刺激・・・喫煙や受動喫煙があげられます。たばこの煙に含まれる有害物質が気道の炎症を悪化させる傾向にあります。他にもアルコールや香辛料の過剰摂取なども原因として挙げられます。

〇その他要因・・・1つの原因ではなく、ストレスや大気汚染、遺伝的な要因、肥満、特定の薬剤、天気・気温の変化など様々な原因が複合的に作用し、気道に慢性的な炎症が続くことで発症します。

気管支喘息の分類

気管支喘息の分類は大きく2つに分類され、治療方針を決定していきます。また、別ジャンルとして「特定型」という喘息も存在します。それぞれ簡単に解説していきます。

原因・タイプによる分類

原因や発症時期により分類を行います。

〇アトピー型喘息(アレルギー型)・・・ダニやハウスダスト、花粉などのアレルゲンが関与し、小児期(5~6歳まで)の発症は多いタイプ。

〇非アトピー型喘息(アレルギー非依存型)・・・アレルゲンが特定できず、アレルギー反応も見られない状態で、成人以降の発症は多いタイプ。

重症度別による分類

重症度による分類は、症状の頻度やどのくらい日常生活に支障が出ているか、呼吸機能検査の結果などで判断され、治療のステップを決定する上で重要な指標となります。

〇軽症間欠型・・・症状は週2日以下で、日常生活に支障がない程度。

〇軽症持続型・・・症状は週2日以上、または月1回以上あるが、日常生活への制限はわずか程度。

〇中等症持続型・・・症状が毎日みられ、日常生活に多少の制限がある程度。

〇重症持続型・・・症状が一日中みられ、日常生活を著しく制限する。 

特定型

特定型は気管支喘息の中でも、特殊な分類になります。
特定型とは、喘息の診断基準において、典型的な気管支喘息症状とは異なる、あるいは典型的な喘息になる前段階(軽症型)の病態として区別され、一般的に「咳喘息」のことを指す場合がほとんどです。他にも類似症状として、「アトピー咳嗽」・「アスピリン喘息」・「非アトピー型喘息」などもありますが、今回は咳喘息について軽く紹介します。

〇咳喘息・・・咳喘息は、呼吸時に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった喘鳴がみられないことが多く、乾いた咳(空咳)が主な症状となるのが特徴です。
聴診では明らかな異常がみられないことも多く、3週間以上咳が続く場合に疑われることがあります。また、夜間から明け方にかけて咳が出やすく、寒暖差や運動、会話などの刺激でも咳が誘発されやすい傾向があります。咳喘息は、治療を行わずに放置すると、およそ3分の1程度が典型的な気管支喘息へ移行するといわれています。

当院での治療

当院の治療では、「発作時」や「重症持続型(発作が1日中見られる状態)」の方は、鍼灸治療を行うことができません。かかりつけ医や専門医に受診し、適切な治療を受けてください。

鍼灸の治療目的は、「気道の炎症抑制」、「免疫力の向上」、「呼吸筋の筋緊張緩和」です。

〇気道の炎症抑制・・・鍼灸治療を行うことで気道周囲の血流を促し、炎症が落ち着きやすい状態を目指します。

〇免疫力の向上・・・体の防御機能が働きやすい環境を整え、回復能力を促し悪化を防ぎます。

〇呼吸筋の筋緊張緩和・・・呼吸筋の緊張を緩和し、胸郭の動きを改善させることで肺機能の活性化を促します。

では、鍼灸治療でよく使う経穴(ツボ)を紹介していきます。「肺兪(はいゆ)」、「膈兪(かくゆ)」、「定喘(ていぜん)」「天突(てんとつ)」、「中府(ちゅうふ)」、「尺沢(しゃくたく)」、「孔最(こうさい)」などがあります。

〇治療頻度

症状が続く期間は週1回程度、その後は症状に合わせて間隔を空けていくのが一般的です。

咳が長引く、季節の変わり目に症状が出やすいなど気になる方は、お早めにご相談ください。

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