歩くと痛い!走れない!アキレス腱の痛み「アキレス腱炎」 - あおぞら整骨院・鍼灸院

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足の痛み

歩くと痛い!走れない!アキレス腱の痛み「アキレス腱炎」

#オーバーユース#スポーツ障害#日常生活#腱・靱帯損傷

アキレス腱が痛い女性

アキレス腱の痛みは、初期では比較的軽いことが多く、「一時的な痛みかな」、「そのうち治るだろう」という感じで放置されることが多いようです。
しかし、アキレス腱炎を放置すると、慢性化して歩くだけで強い痛みが生じるようになり、日常生活に大きな影響が出る場合があります。また、さらに悪化すると、アキレス腱が断裂し、手術が必要になるケースもあります。

では、初期症状はどういうものなのか見ていきましょう。

①起床時や歩き初めに、アキレス腱の軽い痛みや違和感を感じる。その後痛みはなくなる。

②アキレス腱の違和感を感じ、触ると少し熱を感じる。

③アキレス腱が少し腫れているような感じがする。

④運動後に違和感や軽い痛みを感じる。

上記①~④の時点で治療を開始する方はほとんどいないと思いますが、この時点で大切なことは、足を酷使しないよう気を付けたり、スポーツの強度を下げる(休む)といった工夫をすることが悪化しないための重要なポイントとなります。
また、ふくらはぎのストレッチやテーピングなども有効なので、積極的に行いましょう。ストレッチに関しては後程説明します。

アキレス腱炎で痛みが出やすい場所は2か所あります。
①かかとに近い場所(アキレス腱付着部)
②アキレス腱のくびれている所(アキレス腱中央部)

アキレス腱炎はいくつかの要因により引き起こされることが分かっています。

〇ランニング、マラソン
〇ジャンプやダッシュを繰り返す競技(バレーボール、バスケットボールなど)
〇運動習慣がない人が急に激しい運動を始めた場合
〇その他・・・硬い路面を走る、トレーニング量を増やした、ランニングフォームが良くないなど

加齢により腱を構成するコラーゲン繊維の産生が減少するため、アキレス腱の柔軟性や弾力性が低下していきます。そうなってくると、腱が衝撃に弱くなり、炎症を起こしやすい状態になります。
スポーツをやっていない方でも、日常生活や仕事によりアキレス腱炎になることがあります。

〇扁平足(へんぺいそく)の方
〇底がすり減った靴、かかと部分が高い靴、サイズが合っていない靴を履いている方

ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬いと、運動時にアキレス腱へのストレスが増大します。
運動前はもちろん、日頃からふくらはぎの筋肉やアキレス腱のストレッチを行いましょう。
柔軟性を高めることが、最大の予防法となります。

②の状態で20~30秒保持します。運動前だけではなく、1日に3回位は行いましょう。(両足)

②の状態で20~30秒保持します。運動前だけではなく、1日に3回位は行いましょう。(両足)

物理療法・・・電気治療(低周波)、低出力超音波治療

手技療法・・・ふくらはぎのマッサージ

テーピング・・・状況により使用します。

先述しましたように、アキレス腱炎は重症化すると慢性化したり断裂する場合もあります。
痛みを感じましたら早期治療をお勧め致します。

この記事の著者

北城 雷太

あおぞら整骨院・鍼灸院院長
柔道整復師

あおぞら整骨院・鍼灸院を開院する前は、東京の整骨院にて分院長を務めさせていただいておりました。その後三島にて開院し15年目を迎えております。この間、様々な経験をさせていただき、また現在の治療にこの経験を生かすべく、日々精進しております。
この15年間で世界は驚くほどに大きく変化してまいりました。同じように、健康に対する考え方、医療の分野でも大きな変化(進化)がみられます。我々治療家も、日々多くのことを学び成長しなければなりません。進化してこそ、患者様の痛みを効率よく取り除けると私は信じています。

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