肩の前が痛い、物を持ち上げられない!それは「上腕二頭筋長頭腱炎」かも知れません。 - あおぞら整骨院・鍼灸院

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肩の痛み

肩の前が痛い、物を持ち上げられない!それは「上腕二頭筋長頭腱炎」かも知れません。

#オーバーユース#スポーツ障害#加齢疾患#腱・靱帯損傷

肩を痛めた女性

以前私も上腕二頭筋長頭腱炎になったことがあります。
大学生のある時期、腕を鍛えるために毎日ダンベルトレーニングをやっていましたが、ある日肩の前に違和感を感じました。
「たいしたことないな」と思いトレーニングを継続したところ、ある日から強い痛みを感じるようになり、じっとしていても熱く焼けるような痛みを感じたり、物を持ち上げるのが辛くなったりしました。
しばらく筋トレを休み様子をみていたら、いつの間にか痛みは消えていきました。治るのに3カ月くらいはかかったような記憶があります。
その頃は知識がなかったため、トレーニングを継続して悪化させてしまいましたが、途中でやめたのは良い判断だったと思います。もし我慢して継続し続けていたら、さらに悪化して腱が断裂し、手術が必要になったかも知れません。
当院にも上腕二頭筋長頭腱炎の治療をする方がいらっしゃいます。
腕や肩をあまり使わないよう皆様にお伝えるのですが、昨年痛みを我慢してテニスを継続された方(60代男性)が、腱の断裂をおこしてしまいました。その後3カ月間は大好きなテニスも出来なくなり、安静を余儀なくされていました。
肩に痛みを感じたら、まず休ませてください。無理をすればするほど回復に時間がかかる傾向にあります。

まず上腕二頭筋とは、上腕の前面にある筋肉で「力こぶ」を作る筋肉です。肘を曲げたり、腕を上げたりする時に活躍します。
この筋肉は「長頭(ちょうとう)」と「短頭(たんとう)」と呼ばれる二つの部分に分かれ、その先端は腱となって、肩甲骨に付着しています。
上腕二頭筋長頭腱は上腕骨に巻き付くように走行して、結節間溝と呼ばれる骨上端の溝と、横靭帯という組織で形成されるトンネルのような所を通っています。

使い過ぎによって長頭腱とトンネルで摩擦が生じ、炎症が起きている状態が上腕二頭筋長頭腱炎です。

上腕二頭筋長頭腱に負荷がかかる状態が頻繁に起こると炎症が起こります。

1.オーバーユース(使い過ぎ)

〇スポーツ・・・野球、テニス、卓球、バレーボールなど。
特に腕を頭の上で繰り返し使うスポーツいわいる「オーバーヘッドスポーツ」の方に多く見られます。

〇仕事・・・重い荷物を頻回で持つ方(運ぶ方)。

2.加齢変性

中高年以降の方は、腱の弾力性や強度が低下するため、損傷を受けやすくなります。(個人差があります)

3.事故やケガ

事故やケガなどの直接外力が腱に加わり、炎症が起きる場合もあります。

主な症状として、肩の前側の痛み、上腕の上部の痛みがメインとなります。

〇ベルトをしようとして後ろに腕を持って行った時。
〇肘を伸ばした状態で前に荷物等を持ち上げた時。
〇ボールを投げる時やサーブを打つ時。
〇重い物や扉を押す時。
〇悪化してくると、安静時にもズキズキと痛みを感じます。

上記のほか、症状が進行すると腕の筋力の低下や肩関節の可動域制限が見られる場合があります。

スピードテスト(speed test)

手のひらを上に向け、肘を伸ばした状態で、抵抗(他者に腕をつかんでもらう。またはダンベル等を持つ。)を加えながら腕を前方に挙げていく。
→肩の前に痛みが出たら陽性

ヤーガソンテスト(yergason test)

肘を90度に曲げた状態でドアノブを外側に回す動作を行う。その際、他者に腕が回せないように手をつかんで抵抗を加えてもらう。
→肩の前に痛みが出たら陽性

電気治療・・・低周波及び高周波治療器
超音波治療・・・低出力超音波

マッサージ・・・肩周囲及び上腕のマッサージ
運動療法・・・上腕二頭筋の運動療法及びストレッチ

状況に応じて行う場合があります。

状況に応じて行う場合があります。

症状が軽度の場合・・・3週間前後

中程度以上の場合・・・4~9週間

肩の前側に痛みを感じたら上腕二頭筋長頭腱炎かも知れません。軽度であれば短期間での回復が見込まれますので、早期治療をお勧め致します。

この記事の著者

北城 雷太

あおぞら整骨院・鍼灸院院長
柔道整復師

あおぞら整骨院・鍼灸院を開院する前は、東京の整骨院にて分院長を務めさせていただいておりました。その後三島にて開院し15年目を迎えております。この間、様々な経験をさせていただき、また現在の治療にこの経験を生かすべく、日々精進しております。
この15年間で世界は驚くほどに大きく変化してまいりました。同じように、健康に対する考え方、医療の分野でも大きな変化(進化)がみられます。我々治療家も、日々多くのことを学び成長しなければなりません。進化してこそ、患者様の痛みを効率よく取り除けると私は信じています。

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