おしりから足にかけてのつらい「しびれ」と「痛み」、腰椎椎間板ヘルニア

当院には病院でヘルニアの診断を受けた方を含め、多くの神経痛でお悩みの方がご来院されております。
一言で神経痛といっても、症状は多彩で個人差がありますので、しっかりと時間をかけて問診をさせていただき、治療をすすめてまいります。
また多くの方が「痛み」や「しびれ」から解放され、以前の生活を取り戻すことが出来ています。
腰椎椎間板ヘルニアとはどんな病気?
椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にあるクッションの役割を担っている椎間板の変性により、中にあるゼリー状の髄核が飛び出して神経を圧迫することをさします。


椎間板ヘルニアの原因は?
スポーツや仕事で「腰に負担がかかる作業が多い人に起こる」という説がありますが、あまり関係ないという説もあります。腰に負担がかかるような作業をしていない方でも椎間板ヘルニアになることがありますので、誰にでも起こる病気と言えます。
ただし、椎間板ヘルニアの発症に関与する因子はいくつかわかっているようです。
1.喫煙
2.遺伝子(遺伝的要因)
3.脂質代謝異常
4.運動不足
などが挙げられます。
また、20代~40代に多く発症するとされていますが、50代以降の方も発症します。
ヘルニアの症状は?
腰椎椎間板ヘルニアの初期症状は腰痛ですが、悪化してくるとお尻や足の痛み、しびれ、動かしにくい、力が入りにくい、冷たく感じる、肌の(足の)感覚が鈍いという症状が出ます。痛みやしびれは下半身のどこにでも出る可能性がありますが、特にお尻から太ももの裏側の痛みは坐骨神経痛と呼ばれます。
また、神経が非常に強く押されている場合には尿や便が出にくい、漏れてしまうという症状が出ることもあります。
日常生活で気を付けたい事
悪影響を及ぼす恐れのある行動
1.長時間の座位・・・1時間を超えて続けて座る場合は、一度起立して背伸びなどをしてください。
2.重量物の運搬・・・男性で10kg、女性で8kgを超えるものを出来るだけ持たないようにしましょう。(労働基準法でいう重量物とは異なります)
避けられない場合は、出来るだけ物を体に近づけて持つようにし、低い位置から持ち上げる場合は膝や股関節を曲げてしゃがみ、腰に負担をかけないようにしましょう。
3.腰の前屈・・・例えば洗面所で手や顔を洗う際、足を前後に多大きく開いてやってみてください。その際、腰をまっすぐにして股関節を曲げれば腰の負担が軽減します。
治療
1.牽引治療・・・腰を伸ばす機械で牽引します。症状、年齢や既往症によっては牽引しない場合もあります。
2.電気治療・・・腰から臀部にかけておこないます。
3.超音波治療・・・固定式の超音波を使用します。
4.手技療法・・・腰から足にかけてのマッサージを行います。症状により行わない場合もあります。
5.鍼治療・・・症状により鍼治療を行います。

多くの方が改善または改善傾向を示します。要する期間は9週間から13週間です。
悪化が進むと手術になることもある病気です。違和感を感じたら出来るだけ早期治療開始をお勧め致します。