足
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「しばらく歩くと足が痺れる・痛い」「歩くのをやめて休憩すると楽になる」それは腰部脊柱管狭窄症かもしれません。
腰部脊柱管狭窄症とは 背骨には、脳から続く神経(脊髄、馬尾)が通るトンネルがあります。これを脊柱管と呼びます。腰部脊柱管狭窄症とは、骨や関節の変形、靭帯の肥厚、椎間板の変形などで、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫され、腰の痛みや脚のしびれなどの症状を起こす病気です。 症状 主な症状は間欠跛行(かんけつはこう)です。間欠跛行とは、安静にしている時にはあまり症状はありませんが、一定時間歩いていると、お尻から足にかけてしびれや痛みが出てきて歩くのが困難になります。そして前かがみになって休んだり、座ったりするとしびれや痛みが軽減され、また歩くことが出来ます。 そのほかにみられる症状として、腰痛、下肢の脱力(力が入らない)、知覚障害、膀胱直腸障害などがあります。また、腰を反らすと症状が強くなることが多いです。*膀胱直腸障害・・・尿の出が悪くなったり、逆に漏れるような症状が出る。排尿や排便がスムーズにいかず苦労することがある。など 原因 加齢による骨や靭帯などの変性によって進行し、50歳~80歳くらいの年代に多く、男性の方に多く見られます。 その他の原因として、 ・腰椎椎間板ヘルニア…

歩いたり体重をかけると「足指の付け根が痛い」「足指が痺れる」それはモートン病かもしれません
今回は私も罹患した事がある「モートン病」についてお話しします。42歳の頃罹患したのですが、当時は仕事でほぼ1日中立っていました。(接骨院での仕事でしたが)ある日足底に違和感を感じはじめ、やがて足裏が浮腫んでいるかのような感覚を覚えました。その後すぐに足趾(足の指)の付け根に強い痛みを感じはじめ、足趾が痺れてきました。4カ月後に治ったのですが、その当時自分が行った対策なども含めて解説します。 モートン病とは モートン病は足裏の指の付け根周囲に強い痛みを生じ、足趾が痺れる神経障害です。 足趾の間にある足底趾神経(総底側趾神経、固有足底趾神経)が圧迫や摩擦を受けて生じます。慢性的に圧迫や摩擦の刺激が加わると、神経が腫れて、偽神経腫(モートン神経腫)と呼ばれる状態となり、強い痛みや痺れを感じるようになります。 好発部位は第3-4足趾(中指から薬指)間で66%、第2-3足趾(人差し指から中指)間で32%、第4-5足趾(薬指から小指)間で2%と言われています。好発年齢は平均で55歳となっていて、男女比は1:10で女性が多くなっています。 モートン病発症の原因 〇靴の選択・・・ヒールの高い靴、つ…

ボールを蹴ると股関節の周りが痛い、走ると鼠径部が痛い・・・それは「グロインペイン症候群」かもしれません。
スポーツに携わる方で太ももの付け根や鼠径部に痛みを感じる方は少なくありません。鼠径部周囲の痛みの原因は多岐にわたりますが、今回はその中でもスポーツ障害といわれるグロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)についてお話しします。 グロインペイン症候群とは グロインペイン症候群とは、スポーツなどよるオーバーユースにより体幹から股関節にかけての筋力や柔軟性が低下した結果、鼠径部周囲の筋肉や腱を損傷した状態です(恥骨結合炎、大腿内転筋付着部炎、大腿直筋炎、腹直筋付着部炎、腸腰筋炎など)。 サッカーによるものが最も多く、陸上競技、ラグビー、ホッケー、チアリーディング、ダンスなどでもよく見られます。 症状 ランニング、キック動作、開脚動作、起き上がりやお腹に力を入れた時などに鼠径部に痛みを感じます。痛みの感じ方も様々で、不快感、鈍い痛み、鋭い痛みなどがあげられます。また、下腹部や太ももに放散する痛みが現れることもあります。 グロインペイン症候群で痛みが出る領域(紫色の部分) セルフチェックの方法 アダクタースクイーズテスト しっかりとタオルを挟めているかチェックし、痛みの有無を確…

足の親指の裏(母趾球)が痛い!・・・それは「種子骨障害」かもしれません。
種子骨障害とは 種子骨(しゅしこつ)とは、種子のような丸い形をしている骨で、腱や靭帯を円滑に動かす機能や、骨と腱の摩擦を減らしたり、腱の脱臼(腱がずれること)を防いだりする機能があります。 種子骨は親指の付け根の足裏側の内側と外側に2つあります。種子骨障害とは、この種子骨に炎症や骨折が生じて痛みが出たり腫れる状態です。体重をかけたり、踏み込んだりする動作で痛みを感じることが多く、その痛みで歩行やスポーツに支障が生じます。 症状 〇荷重時痛・・・歩行時やランニング時に母趾球に痛みを感じます。 〇圧痛・・・母趾球を押すと痛みを感じます。 〇親指を強く反らすと母趾球に痛みを感じます。 症状が進行すると足を地面につけただけでも痛みがあり、歩行も困難になってきます。 原因 ランニングやダッシュなどで地面を蹴り出すとき、足底筋は緊張し、種子骨には牽引力が加わります。また、ジャンプ時の着地により、種子骨に強い負荷がかかります。このような強い負荷や牽引力が繰り返し加わるスポーツで炎症が起こります。(陸上競技、バスケットボール、剣道など) また、スポーツ以外でもハイヒールをよ…
捻挫
【原因・症状】
足首の捻挫は、足首を強くひねった際に靭帯が傷ついたり、断裂したりすることをいいます。捻挫した時の主な症状は足首が腫れたり、歩くと痛みを感じるといったことです。
足首をひねった場合、主に足首の外くるぶし周囲や内くるぶし周囲が腫れてきたり、内出血すると青あざができたりします。熱を持つこともあります。
捻挫はどの靭帯がどの程度伸びて損傷を受けたかで、重症度合いが決まります。
捻挫の重症度の分類としては第1度(軽度)、第2度(中等度から重度)、第3度(非常に重度)の3つです。
第1度の場合、テーピングや湿布を施します。
第2度の場合、包帯固定やシーネ固定を施し、場合によっては松葉杖をお貸しします。
第3度の場合、合併症(骨折など)が考えられる場合もあるので整形外科を紹介します。
捻挫を引き起こした場合の応急処置は覚えていた方が良いでしょう。
<RICE処置>
R=Rest(安静)~足首をあまり動かさないようにします。可能であれば足首が90度になるようにして固定します。
I=Icing(冷却)~水や氷嚢を利用して冷します。内出血や腫れを抑えます。
C=Compression(圧迫)~足首にテープ等を軽く巻いて圧迫します。内出血や腫れを抑えます。
E=Elevation(挙上)~足首を心臓よりも上にすることで腫れや内出血を防ぐことが可能です。
【治療】
物理療法:低出力超音波治療、電気治療(低周波、高周波)
鍼灸:捻挫の後遺症などに鍼治療を行います。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
固定:シーネ、包帯、テーピング、湿布などを施します。必要に応じて松葉杖を貸し出します。
アキレス腱炎・周囲炎
【原因・症状】
アキレス腱炎・周囲炎は、アキレス腱に繰り返し負荷がかかることにより、パラテノン(アキレス腱を包む膜)や脂肪組織(アキレス腱の奥にある組織)に炎症が生じ、肥厚したり癒着することで痛みを引き起こします。
足首は多くの体重がかかる部位で、走ったり、ジャンプするなどの動作で体をわずかにねじる癖があったり、骨盤が左右にブレたりすることでアキレス腱周囲が過度に引っ張られます。このような動作が繰り返されるとアキレス腱周囲に過剰な負担が生じ、炎症が引き起こされ、結果としてアキレス腱炎・周囲炎を発症します。
アキレス腱の炎症(圧痛や腫れ、熱感等)を確認し、足首を動かして圧痛の場所が移動するか確認します。痛みの場所が移動するとアキレス腱炎、移動しなければアキレス腱周囲炎が疑われます。
【治療】
物理療法:低出力超音波治療、電気治療(低周波、高周波)
手技療法:下腿のマッサージ、ストレッチ(急性期は除く)
鍼灸:患部に直接鍼治療を行います。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
その他:テーピングを施す場合があります。
肉離れ
【原因・症状】
基本的にスポーツによるものが多く、筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて筋部分断裂を生じることがあります。それが『肉離れ』です。
重症度により3つに分類されています。
1度:筋線維の断裂は無く、筋細胞が傷つき炎症が起きたもの。受傷後1~2週間でスポーツ復帰が可能です。
2度:筋線維の部分断裂があり圧痛、腫脹、内出血が認められるもの。受傷後4週間~3カ月でスポーツ復帰が可能です。
3度:筋線維の完全断裂が認められるもの。手術が必要な場合がある為、整形外科を受診してください。受傷後3カ月~6カ月でスポーツ復帰が可能です。
ほとんどの場合、1度、2度でリハビリ後の復帰が多く見られます。
<受傷直後の応急処置> 受傷後2日間では氷やアイスパックなどによる冷却、包帯による圧迫、枕などでの挙上を行い安静にします。特に受傷直後のアイシングは内出血を最小限にするために重要です。
<有効なストレッチ>
大腿四頭筋、腸腰筋のストレッチ
【治療】
物理療法:超音波治療、電気治療(高周波)
手技療法:下肢のマッサージ(受傷後2~3週間後から)、ストレッチ(1か月後からでストレッチ痛を確認しながら行う)
鍼灸:受傷後10日前後経過してから患部に鍼治療を行うことで、筋収縮を緩和し、回復力を高めます。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
その他:受傷直後の場合は包帯による圧迫固定をします。その後、サポーターの装着をご提案する場合もあります。
足底腱膜炎
【原因・症状】
足底腱膜炎とは、足裏のかかとから足指の付け根の足底腱膜で炎症・痛みが起こる疾患です。朝起きてから、あるいはしばらく休んでからの第一歩目など、安静後の始動時に痛みが出やすいという点が特徴として挙げられます。また、重症化すると安静時もジンジンと痛む場合もあります。
マラソンなどの足裏に負担のかかる運動、長時間の立ち仕事などが主な原因となります。若い世代よりも、中高年での発症が目立ちます。また、凹足(ハイアーチ)や偏平足など、足底の形状も影響するようです。
<足底腱膜炎になったら>
・原因になったと思われるスポーツや動作があったら制限してください。(長時間立ちっぱなし、ジャンプ、ダッシュ、長距離走、ダンスなど)
・合わない靴を履かない。また、スリッパ、ビーチサンダル、ハイヒールなども避けた方が良いでしょう。
・足底腱膜やふくらはぎのストレッチは非常に有効です。
・初期に適切な治療をしないと「難治性足底腱膜炎」に移行し、1年から数年間痛みが持続する場合もあります。
【治療】
物理療法:超音波治療、電気治療(低周波)
手技療法:下腿、足底のマッサージ、ストレッチ
鍼灸:下腿部に鍼治療を行い、足底に灸を行います。(鍼治療は患者様と相談のうえ決定します。)
その他:有効なテーピングをご提案します。



