肩の痛みも早期の対処が大切です

今回は、肩の痛みについて触れたいと思います。

私たちが普段お会いする患者様で一番多い肩の痛みは、やはり五十肩です。

ph6五十肩は、その痛みはもちろんですが、肩が上がらないということによる日常生活に支障をきたすことが一番の問題です。
何しろ、着替えさえも大変なことになるのですから。
また野球の投球で、ピッチャーが、肩を痛める、肩の痛みを訴える、ということも、よく聞かれることだと思います。

これは、スポーツ障害のケースになりますが、原因は、肩の関節の、使い過ぎ、負担の掛け過ぎです。
五十肩の場合は肩の関節を支えている4種類の腱(腱板)が変性し、関節包と言われる関節を包み込んでいる膜の委縮により痛みを感じ、可動域が狭くなります。

どちらにせよ、肩の痛みを感じたら、まず安静にして、あまり肩を動かさずに、これ以上の悪化を抑えることが最初の対処法です。

そして、肩を休ませて、痛みが小さくなってきたところで、肩を温めながら、少しずつ動かすといった、肩の可動域を広げる運動療法を行っていきます。
この場合も、常に肩の状態を確認しながら、その時期も運動量も患者様お一人お一人の状態に合わせた治療が必要なのは、言うまでもありません。
もし、少しでも肩が痛いと感じられましたら、ご相談くださいね。

まだ肩の痛みが、小さいときであればあるほど、大きな痛みにならずに、早く、肩の痛みを治すことができます。
早期発見、早期治療は、肩の痛みに限らず、どんな症状に対しても言えることですね。