腰の痛みはどうして起こるのでしょうか?

腰の痛みはどうして起こるのでしょうか?それは、私たちが「人」であるからです。
正確にいえば、直立歩行(2本足歩行)をしているからです

ちょっとわかりにくいですか?では、順を追ってお話しますね。
人はもともと4本足で歩く動物でした。
今でいう上半身は前足で支え、下半身は後足で支えていました。
そのときの腰は、まだ腰というよりも、上半身と下半身の、ただのつなぎ目でしかなかったのです。

ところが、進化によって脳が重くなってしまった人類は、直立歩行となり、腰は上半身の重みを支えるという、想定外の仕事をすることになったのです。
それだけでなく、バランスをとったり、ひねったりなど、上半身の動きを支えるという重要な役割を持つことになりました。

こうして、腰は身体の要(かなめ)になりました。

でも、もともと、そのようにできていなかった腰は、想定外の大きな仕事を受け持つことになり、同時に常に大きな負荷が、かかり続けるようになったのです。
この結果、私たちは進化の代償として、腰の痛み腰痛)のリスクを背負うことになってしまったのです。

これが、以前お話した、「腰痛」は自分には関係ない、と思われる方は、おそらく、いらっしゃらない・・・という理由になります。

ここで、ちょっと「かなづち(ハンマー)」を思い浮かべてください。

普通に「かなづち」の柄の端を持って、アタマの鉄を上にして真っ直ぐ垂直に持ったとき、楽に持てますよね?
ところが、ここから「かなづち」を水平方向に傾けていくと、途端に、「かなづち」の鉄の重みが大きくなり、持つ手に力が必要になってきますね?そう、これこそが「腰の痛み」です。

なぜ、腰が痛くなるのか?腰の痛みは、私たちが人であるから、ということも、これで、納得していただけたのではないでしょうか?