ヘルニアが首で発生したものを「頚椎ヘルニア」と呼んでいます

前回の、椎間板ヘルニアに続いて、今回は、頚椎ヘルニアのお話をしたいと思います。

この頚椎ヘルニアですが、現象としては、前回お話した椎間板ヘルニアと同じです。
この椎間板ヘルニアが首で発生したものを、頚椎ヘルニアと呼んでいます。
発生場所が首ですので、症状も首や肩や上腕の痛みしびれ、胸の痛みなど、上半身に現れてきます。

また、手の細かい運動に影響が出ることもあります。
大きな痛みはなくても、腕が肩から上にあがらない、ということも起こります。
さて、この頚椎ヘルニアの原因ですが、スポーツでの衝撃や、転倒・事故の衝撃で起こることもありますが、年齢が高まるほど、頚椎ヘルニアを発症する率が高まっていますので、加齢による骨の老化が根底にあるといえます。
カルシウムやマグネシウムの摂取を含め、普段の食事にも、十分に気を配りたいものですね。 頚椎への負担ということでは、姿勢の悪さも、決して見逃せないポイントです。

ph1頚椎ヘルニアは、首というとてもデリケートで重要な場所だけに、不用意な手当てや、間違った治療、強すぎる刺激を与えたりすると、取り返しのつかないことにもなりかねません
時には安静が一番の対処法、ということもあります。
また、早期の適切な対処が必要な場合もあります。

首や腕の痛みしびれなど、もしかしたら?の場合に限らず、不調や不安などを、お感じになられましたら、どうぞお気軽にご相談ください。